2009-05-20

やまぼうし



キャンパスのテニスコート脇にある‘やまぼうしの木’。
茂った緑の葉の上に、ひかえめに白い花をつけている。秋に真っ赤なイチゴ色をしたサッカーボールのような実をつけるので、いつごろ花が咲くのかと思っていたら、もういつの間にか白い十字架のような花をつけていた。ウメや桜など春にさく木の花はとうに終わって、‘はなみずき’も終わり、梅の実が膨らんでいる以外は、‘ていかかずら’がにおい、バラが鮮やかな色やアジサイのつぼみの様子などが気になって背の低い所に目が向いていた。うっかり、見逃すところだった。
 神様のめぐみは気がつかないうちに、働くものなのだ。何かに気を取られれば、すでに働いているそのめぐみを見逃してしまう。でも、私たちが見逃しても、神様は何ものも見逃されない。一つひとつに神様のいつくしみが注がれる。
(あなたを見逃しているのでしたら、私を許してください。でも、あなたを決して見逃さないお方がおられることはたしかです。)

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