2018-05-17

DV(ドメスティックバイオレンス)からの回復

「ドメスティックバイオレンスからの回復」
上記をテーマにして、日本福音ルーテル教会東教区社会部とルーテル・医療と宗教の会の共催で、講演会が行われる。
  日時は、この5月26日(土曜日)13:30〜15:30
  会場は、日本福音ルーテル東京教会

ドメスティック=「家庭内の」という意味だけれど、夫婦、家族の関係ばかりではなく、恋人同士など親密な関係のなかで行われ、また繰り返される暴力の問題だ。関係性そのものにおける力による支配で、身体的暴力とは限らない。ことばや態度そのものによって、心理的にも深く傷つける行為。ハラスメントの一種といってもよいのだけれど、親密な関係における日常化した経験は、その被害を深刻なものとしていると言えるだろう。
 大切にしたい関係性に生きているが故に、それが暴力的な被害にあっていることだという認識も持ちにくいし、誰かに訴えることも出来にくい。またその関係の外からは介入することも難しい。暴力を正当化する如何なる理由もあり得ないのだけれど、被害者本人は、暴力の原因を自分の問題であるかのように思い込む。思い込まされているといってもよいだろうか。発作的な行為の場合もあるし、またその行為そのものを行った本人が深く反省し、謝罪のことばだって述べられることもある。だから、その行為そのものについては、何となくゆるしてしまって、それが家族というものと、その親密さを証明するものであるかのようにさえ思ってしまうばあいもある。
 しかし、行為は繰り返される。加害者も被害者もこうした関係のなかでは、本当の信頼ある人間関係をいきることが困難になっているのに、それに気がつかないまま、自分たちの人格が深く痛んでしまう。
 いのちの尊厳を、まもること、大切にすること。起こっている関係のなかから、どのように立ち直っていくことができるのか。
 おそらく、講演者自身の体験も含みながら、じっさいの支援活動のなかから語り出されることばにまなぶことは多いはず。
 ぜひ、ご参加を。

ご案内は、下記のURLに
https://jelc-higashi.org/event/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%AB%E5%8C%BB%E7%99%82%E3%81%A8%E5%AE%97%E6%95%99%E3%81%AE%E4%BC%9A%E3%80%80%E5%85%AC%E9%96%8B%E8%AC%9B%E6%BC%94%E4%BC%9A%E3%80%80dv%EF%BC%88%E3%83%89%E3%83%A1%E3%82%B9/

 


2018-05-06

クリスチャンのための終活セミナー

今年は、この手のテーマでお話しする機会が増えます。「終活」「死生観」。
今回は墓地委員会での講演会なので、講演の主題「復活信仰と埋葬」です。


 日本人にとっての「葬」、特に死者供養、遺骨やお墓についての思いを掘り下げつつ、キリスト者がどのようにその思いに向かい合うのか。近年は、直葬や家族葬などの新しい葬のカタチも見出されます。教会の学びや対応、説明はまだまだ十分ではありません。
この時をきっかけに、皆さんの学びと備えが少しずつでも進められると良いと思うのです。

     日時:2018年6月17日午後3時から4時半
     場所:日本福音ルーテル聖パウロ教会

     主催:日本福音ルーテル教会 東教区 墓地委員会

2018-05-05

2018 牧師のためのルターセミナー

日本ルーテル神学校のルター研究所では、
今年も「牧師のためのルターセミナー」を開催する。


 今年は、「500年からの出発」(ポスト・R500)をテーマにこれからのわたしたちの神学と教会について学びを深める。
 いろいろな意味で時代は大きな節目を迎えている。社会も教会も、新しい時代の波に飲み込まれそうになっていて、大きな問いの只中にある。
 宗教改革500年とは一体何であったか。そして、カトリックとルター派のエキュメニカルな交わりは何を意味し、これからのキリスト教界(日本)はどのような役割を生きるのか。今だからこそ、深く問い直していきたいのだ。
 「わたしたちのこれから」をどのように造り、生きていくのか。何について取り組んで、何を次の世代に引き継いでいくのか。共に集って、本音で語り合いたい。

 日程:2018年6月4日(月)〜6日(水)
 場所:東山荘

 今年は所員の発表ばかりでなく、むしろ牧会の現場でルターに学んできた牧師たち、また卒業して間もない若手牧師の卒論の取り組みなども共有していくプログラムを用意している。今、わたしたちは何を問題としているのか、なにをどのようなことばによって語るのか。ざっくばらんに、しかし、牧師としての時代を生きる責任と悩みの中で、今ルター神学を問い直していきたいのだ。

 今まで、足が遠のいていた先生方にも是非ご参加いただきたい。

参加申し込みは、ルター研究所の以下のメールアドレスに。

Luther-studies@luther.ac.jp 

(氏名、所属教会、連絡方法を明記して申し込んで欲しい。)