2021-02-25

2021年度 牧会研究会 (デール・パストラル・センター主催)

主題『コロナ禍における牧会者の生活』(全4回)
2020年度は、COVID-19の感染拡大を受けて、1年間牧会研究会を結局休会とせざるを得なかった。しかし、それこそ今の私たちの置かれている現実。緊急事態宣言やアラートが出ていなくても、見えないウイルスの脅威にさらされた日々。自粛生活は、日常のあらゆるところで求められて、私たちが人間として最も大切にしてきた人と人との繋がり、ともに集い、交わり、活動し、会食するということが制限されたのだ。
教会もまた礼拝を制限せざるを得なくなった。聖餐式はもちろん、賛美も、交唱もマスクの中で飲み込まれていく。私たちの信仰は、ただ、説教によって養われるのではなく、自ら祈り、賛美し、神の言葉を口にして、信仰の交わりの中でこそ与えられてくるはずなのに。。。
牧師たちは、この教会における新しい信仰生活の中で苦闘している。集えないでいる方々のためにも礼拝を守り、オンラインで配信し、メールや郵送でみことばを届け、できる限りは訪問し、取りなしを祈っている。しかし、神の言葉は、人々を招き、集められた交わりの中で説教と聖礼典を通して福音として分かち合われ、互いを取りなし、祈りあう教会を生み出す出来事なのだ。その神の言葉の出来事性が、今は見出すことが難しい。霊的な孤立化を牧師が最も深く受け取っているのかもしれない。
けれども、みことばはいつでも私たちを見捨てることなく、私たちに語りかけ、働きかけてくる。静かにその力とその奇跡とをたどること。牧師たちには、その霊性を養って新たに自らをその働きのうちに整えるものであってほしい。
今年の牧会研究会は、オンラインでの開催となる。全国どこからでも参加していただける。4回のみだが、この交わりの中から、新しい牧師たちの祈りあう交わりも生まれるように願っている。

2021年度牧会研究会(全4回) 主題「コロナ禍における牧会者の生活」

   


  第1回 49日(金)
 Covid-19の時、牧会者のスピリチュアルなケアを考える牧会者が自分自身をたいせつにすること~」
   講師:ジェームス・サック(DPC所員)

第2回 79日(金)「『寄り添い』について考える」

講師:堀 肇(DPC所員)


第3回 108日(金)「『牧師のライフサイクル』を考える」

講師:堀 肇(DPC所員)


第4回 114日(金)「霊的同伴を歩む」
         講師:成 成鐘司祭(日本聖公会東京教区司祭)


l  対象:教派にかかわらず、牧会者の方

l  受講料:¥5,000(全4回)

l  申込み方法:326日(金)までに、下記リンクから

https://www.luther.ac.jp/lutheran/form./online.bokkai.html