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2021-08-16

デール記念講演会「たましいの安らぎ」藤井理恵氏

日本ルーテル神学校附属研究所デール・パストラル・センターでは2014年の設立以来、ケネス・デール先生のお名前を冠しての講演会を開催してまいりました。これは、困難な時代に生きる私たちが互いに支え合い、共に生きるために、何を考え、大切にしていくのか、ともに学ぶための講演会です。


残念なことにはCOVID19をはじめ諸般の事情により、2019年度と2020年度は開催がかないませんでした。

けれども、このたびこのような状況下ではありますが、今この時にこそ、お話をお伺いするにふさわしい講師をお迎えし、オンラインでの講演会を開催いたします。



淀川キリスト教病院ホスピスのチャプレンとして「死の現実と向き合う方々」に寄り添い働いておられる藤井理恵先生から、神の恵みが働くことによって与えられる「たましいの安らぎ」についてお話を伺います。先生は、昨年同じタイトルでの著書を出版されています。




2021年10月2日 午後1時半から3時半、Zoomを用いたオンライン講演会です。


急速に拡大する感染症は、私たちの日常を奪い、またいのちを奪う勢いをとめません。けれども、そのいのちを守り、また支え、祈ることもまた、休みことなく働いています。ひとりの人をケアすることが確かなたましいの安らぎに結びついていく実践がどのように紡がれていくのか。


牧会の現場にある牧師、隣人に寄り添う信徒、また大切な方をなくされ悲しみの中にたたずむ方にも、ぜひお聞きいただきたく、ご案内申し上げます。





専用申し込みにリンクするサイトは以下の通りです。

https://www.luther.ac.jp/lutheran/news/20210629-01.html


お申し込みをいただいた方に zoom参加に必要なID、パスコード、URLなどを差し上げます。





2020-02-26

2020年度 牧会研究会

2020年度も日本ルーテル神学校・デールパストラルセンターは牧会研究会を開催します。
月の第二金曜日の午後1時半から2時間の研究会を1年間、10回のプログラムで準備しています。場所は、新大久保にある、日本福音ルーテル東京教会の会議室。

予定は、下記の通りです。教会、また関連施設に働く牧会者の皆様に実践的な課題にを共に学び、分かち合う時間とさせていただいています。
特に、今年度は、堀肇先生に牧会カウンセリングに重点をおいた5回の講座をお願いしています。心理学を実践的に応用したカウンセリングについて学ぶことができます。きっと、牧師先生方がすでにもっていらっしゃる経験的な知と技術を今一度客観的に捉え直し、分かち合う力を高めることにお役に立てると思います。




  
410日「日本の牧会のこれまでと課題」(関野和寛)
58日「家族療法の応用牧会カウンセリング講座1」(堀肇)
612日「人間のパーソナリティ(気質)に基づくカウンセリング」(ジェームス・サック)
710日「発達心理学の応用牧会カウンセリング講座2」(堀肇)
911日「牧会者の危機~失敗と挫折から~」(石居基夫)
109日「交流分析の応用牧会カウンセリング講座3」(堀肇)
1113日「霊的同伴のあらまし」(齋藤衛)
18日「フランクル心理学の応用牧会カウンセリング講座4」(堀肇)
212日「スピリチュアル・ペイン(心の痛み)とそのケア」(ジェームス・サック)
313日「キリスト教的愛と心理療法牧会カウンセリング講座5」(堀肇)

費用:全10回で二万円。

お問い合わせ、お申し込みは下記まで。
E-mail: dpc@luther.ac.jp

2020-02-10

第54回 教職神学セミナー

第54回教職神学セミナー
日時:2020年2月10日〜12日
会場:日本ルーテル神学校
主題: 「明日の教会のために~わたしたちの教会・神学・神学教育」

21世紀も、もう20年を過ぎようとしている今日、世界は急速な変化を経験していて、政治・経済・文化などあらゆる領域において、今までの常識や考え方が問い直される時代。デジタルな時代に私たちの関係の作り方も生活も大きく変わってしまって、私たちがどのようにこの現実に向き合っていくのか、大きな課題の前に立っている。
教会も例外ではない。福音の宣教は普遍的なものではあっても、その時代と社会に生きる人々に確かな神の恵みを分かち合い、キリストの体としての働きを生きることが問われているのだ。
時代の節目ともいうべきこの時だからこそ、私たちは明日の教会に備えるために、今、私たち自身を問い直したい。





210日(月)
15001530 開会礼拝
【セッション①】 イントロダクション:ルーテル教会の宣教とミニストリー(職務)
15301620 基調講演:石居 基夫 
             明日の教会のために〜私たちの教会、神学、神学教育(今、何が問題なのか)
16301800 特別講演①:西原廉太  
  ルーテル教会・聖公会の教会間対話から学ぶルーテル教会の豊かさ
                   ~夕食・休憩~
19002000 講演:永吉秀人、滝田浩之  JELC7次総合方策における教会」
20002030 トークセッション:

211日(火)
900 915 デボーション
【セッション②】 「明日の教会像」
9151045 講演(1):江口 再起 「ルターの教会論の基本」
            講演(2):立山 忠浩 「ルーテル教会の説教と牧会」
1100-1145  トークセッション 
        ~昼食・休憩~ 
【セッション③】 現代世界と宗教の役割
13301500 特別講演②:橋爪 大三郎  
        変わる世界の宗教とルター派」

15301615 「わたしの教会形成」 参加者発題 
16151700 トークセッション

212日(水)
900 915 デボーション 
9151000  「わたしの教会形成(2)」 参加者発題 
100010:30 トークセッション
【セッション⑤】 まとめ
10451130   講演:宮本 新  ()「これからの神学と神学教育」
11301200 トークセッション 
~昼食・散会~
13101410  派遣聖餐礼拝  

2018-12-17

「危機のただ中に立つ牧会 ~あなたを支えたい~」臨床牧会セミナー 2019

日本ルーテル神学校と付属研究所デールパストラルセンターの共催で
来年2月に 第三回となる臨床牧会セミナーを計画している。
日程は、2019212日(火)1500 ~ 14日(木)1200

主題は、「危機のただ中に立つ牧会 ~あなたを支えたい~」


牧会は、様々な人生の危機のただ中に立つお一人おひとりを、神の恵みにおいて支えることを使命としている。けれども、同時に、この牧会そのものが人間と人間のコンフリクトがおこる現場であり、思わぬ形で牧師が信徒を傷つけてしまったり、その逆のことが起こったりする。つまり、ある意味で牧会そのものが “危機の只中にある” ともいえるのだ。

 この牧会の働きを強めていくためには、具体的な課題を学ぶこととともに、働く牧師や教会にどのようなサポートが必要なのか、可能なのか。
ともに学ぶ機会としたい。

 教派を問わず、牧師の方々に、ぜひおいでいただきたいセミナーです。



基調講演:「ぶっ壊して、造り上げる牧会のダイナミクス」(仮)
 講師:関野和寛(日本福音ルーテル東京教会牧師、デール・パストラル・センター所員)

分科会:
   心の病
河村 従彦(イムマヌエル聖宣神学院院長、牧師・臨床心理士、本学大学院総合人間学研究科臨床心理学専攻修士課程修了
    ハラスメント
城倉 由布子(東京女子大学キリスト教センター宗教主事
    結婚・非婚・離婚
堀 肇(鶴瀬恵みキリスト教会牧師、ルーテル学院本学非常勤講師、キリスト教カウンセリングセンター講師、デール・パストラル・センター所員
    高齢者の課題
賀来 周一(日本福音ルーテル教会引退教職、キリスト教カウンセリングセンター理事長、デール・パストラル・センター顧問

開会礼拝/まとめ
   石居基夫(日本ルーテル神学校校長、デール・パストラル・センター所長)

  

2017-04-08

デール記念講演 『寄り添い人となる——全信徒祭司の教会』

今年は、ルターの宗教改革から500年を記念する年となりますが、宗教改革の教会の一つの特徴として、教職と信徒の間に霊的な差を認めず、牧師を含む全ての信徒がキリストによって祭司として互いに仕え、とりなし、支えあう全信徒祭司性の考え方が挙げられます。




 病気の人を見舞ったり、災害の被災者を支援したり、教会では信徒も牧師もそうした困難をもっている方に寄り添い、祈り支える者となることが求められていますし、そうありたいと願うものです。
 けれども、実際のところ、いったいどのように寄り添う者となり得るのか、具体的なことの前に戸惑い、足踏みをしていることがおおいのかもしれません。
 信徒も牧師も、教会の働きとしての牧会を担うものであるように、必要な学びのプログラムがステファン・ミニストリーという取り組みになって作られてきました。今年の記念講演会では、このプログラムをつくられたケネス・ハーグ氏をお迎えして、全信徒祭司の教会とはどういうことなのか、共に学びたいと思っています。

      日時:2017年5月20日(土)10時半
      場所:日本福音ルーテル東京教会
      講演者:ケネス・ハーグ氏 (米ルーテル教会牧師、精神科医)
                              アミティ・ハーグ氏(信徒牧会者養成指導者)

 多くの皆さまにおいでいただき、共に学び、また共に新しい力に満たされていきたいと考え、ご案内申し上げる次第です。どうぞ、それぞれの教会でご紹介いただき、お誘い合わせの上、おいでいただければと思います。

2016-06-11

キリスト教の死と葬儀〜現代の日本的霊性との出逢い〜

 今まで雑誌『Ministry』に発表して来たものを中心に、これまでキリスト教死生学として著してきたものをまとめて出版することとなった。


 私たちの死と葬儀について、実践的・臨床的な視点で教会の牧会を念頭にして書いてきた。死の問題は、私たち人間にとっては、普遍的な問題であるのと同時に、それぞれの文化的宗教的背景、また時代によっても異なる諸相を見せるものだ。伝統的な日本の宗教風土を持ちながらも、現代という科学・合理主義と非宗教化の時代に生きる私たちが直面している死にゆくこと、生き抜くことにおける課題を見据えながら、キリストの福音の持つ意味を深く考えてきたものだ。
 
 もう二十年前になるけれども、アメリカでの学びの機会を得た。まとめた論文は組織神学の分野で、日本人の死生観とルターの死と復活の理解とのコンペラティヴ・スタディだった。私にとって、6年間の牧会生活で教会の皆さんと共に多くの方を主のみもとへと見送ることとなった経験はかけがえのないもので、論文をまとめていく考察の原点になった。その論文そのものは、すこし堅いものなので、今回のように実践的な形でさらに考察を深めたものを皆さんにお読みいただけるようにできたことは、なによりもうれしいことだ。

 『悼む人』の天童荒太氏との対談もう六年ほどまえに雑誌の企画で実現したものだ。ルーテル学院にまで足をはこんでいただいたのだが、やや緊張していたこともあって、その対談内容よりも天童氏との出逢いそのものの方が印象に残っている。久しぶりに、たいへんピュアな魂と出逢った気がしている。あの『悼む人』を書くのに、自ら悼む人となったと言われたことばは重く感じたし、嘘のない祈りが、あの筆を運ばせたのだと、読者を虜にする文章に納得したものだ。

 牧師の牧会の働きのためにも、また、「死といのち」について教会で学び合うときにも、お役に立てたらと願っている。


2012-05-18

もっと「ふしぎな」キリスト教

キリスト新聞社出版教会季刊雑誌『Ministry』。創刊から丸三年、リニューアルされて装いも新たに13号がついに発売された。
今回の特集は『もっと「ふしぎな」キリスト教:教会よ、応答せよ!!』だ。

http://www.ministry.co.jp/contents013.html

20万部を超える売り上げで、新書大賞を受賞した、橋爪大三郎氏と大澤真幸氏の『ふしぎなキリスト教』。あまたの批判や批評が飛び交う中で、この雑誌がわざわざ取り上げるからにはそれなりの理由がある。つまり、この本をどう読むかということを超えて、これだけの売り上げを上げているということそのものをどう読むのか。メタな分析にただ終始するのではなく、さらに一歩踏み込んで教会への提言を含めた読み応えのある雑誌となっている。

今回から新たに西原廉太氏、濱野道雄氏と共に新編集委員の一人として加わり、特集のための座談会にも参加させていただいた。その記録が収録されている。雑誌掲載は、ぐっと圧縮されているが1時間半にも及んだ座談会は本当に話していても楽しく、キリスト教宣教の課題に迫った内容の濃いものだった思う。ここからスタートする、本誌のあたらし編集の方向性をある意味で示すものとなったようにも思っている。

いくつか新しい連載もはじまった。その一つも担当させていただいている。

付録は、これまで特集で取り上げた説教者の生説教のDVDだったが、今回からはキリスト教に関係する名画のDVD。第一回は「ベン・ハー」だ。十回まで、このDVDを集めるのも楽しみの一つといえよう。乞うご期待。