2013年9月14日の土曜日、日本聖公会と日本福音ルーテル教会とのエキュメニカルな交わりと宣教協力の具体化のために、合同の礼拝をいたします。
2008年のペンテコステに聖公会とルーテルの国際的な対話の諸文書が翻訳出版され、その記念として合同礼拝が聖公会の聖アンデレ教会で行われました。それから、早いもので5年が経ちます。委員会レベルの対話では聖餐に関する学び、実践的な交わりを重ねています。また、両教会の神学校でも継続的な交わりを持っています。しかし、より具体的に、そして実際的な宣教の協力を考えてゆくためには、より多くの交わりを各地域で展開して行く必要があると考えて来ました。
今回は、日本福音ルーテル教会の東京教会を会場にして、合同の礼拝を行います。こうした積み重ねが、それぞれの地域に教会での交わり、合同礼拝などの取り組みを生み出してゆければよいと考えられています。
2017年に宗教改革500年記念の年を迎えますが、ルーテルとカトリック、ルーテルと聖公会、そして聖公会とカトリックそれぞれの対話・協働の働きが重ねられているので、この年には3教会の合同の礼拝も行えたらと願っています。おそらく、そのための具体的な取り組みが来年度には実現することになるでしょう。
21世紀を迎えて、国とか文化を超えた交流が常識となる一方で、経済的な格差問題を軸に分裂・分断、対立・争いが絶えることなく繰り返されています。キリスト教の中から、今の時代にむけて一致・協力、平和などのメッセージを具体的に示してゆくためにもエキュメニズム(教会一致運動)の責任は大きい訳ですが、そのためにもこの合同礼拝の取り組みが、一つのステップを踏んで行くものと考えたいのです。
今回の礼拝での聖書の箇所は翌日の聖霊降臨後第17主日の日課を用います。
返信削除旧約聖書:出32:1,7-14
使徒書:Iテモ1:12-17
福音書:ルカ15:1-10
説教題は「回復の途上を歩む教会」。
礼拝にお集まりいただいたのは、およそ150名。名簿上は聖公会とルーテルはほぼ半数ずつでした。
返信削除浅野牧師の司式に導かれ、加藤主教にみことばの取り次ぎをいただきました礼拝に大変恵まれました。
大柴牧師、大畑主教にも加わっていただいて、信徒奉仕もいただいて聖餐を共に分かち合い、それぞれに養われました。
両教会の聖歌隊をはじめ、聖書朗読、手話通訳、アッシャーの役割を急遽お願いした方がたも含めて、多くの方々のご協力もいただき、皆でともに主に生かされる喜びを分かち合うことが出来たことはすばらしい経験となりました。
また、第二部でも、良い交わりの時間をいただいたことも合わせて記録しておきたいと思います。