2011-04-20

大学生への推薦図書④ V.E.フランクル『夜と霧―ドイツ強制収容所の体験記録』

筆者自身のアウシュビッツの経験を、精神医学者としての書き記したもの。人間が非人間的に扱われ、生きる希望を奪い取られ、人間ならざる者となっていく様が克明に観察される。その現実の只中で、なお人間として生きるために何が必要なのか、どんな可能性が人間にはあるのか。私たちの生きることの深みを探っていく道案内となる。



今も、授業では必ず取り上げる一冊。
霜山先生の翻訳は格調があるけれども読みにくいという方には、新訳が出ている。

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