2010-03-14

「日本の近代化とプロテスタンティズム」


この週末は、京都で研究会に出席しました。テーマは「日本の近代化とプロテスタンティズム」。日文研での共同研究である。文学・思想・文化・神学など様々な分野の専門家による学際的研究プロジェクトとなっている。
何をテーマとしようか、いろいろ考えたが、明治から大正期にかけての日本の近代化のなかで、キリスト者たちはどのような主体形成を行ってきていたのかということを考えてみたいと考えている。高倉徳太郎の「自我問題」を取り上げようかと考えているが、はたしてうまくいくかどうか。
その中でいわゆる「武士道的キリスト教」と評される明治の初代クリスチャンの性格がどのように位置づけられるのかを考えたい。夏までの時間で、すこしまとまった形の研究に仕上げたい。

研究会では、「近代」とはそもそも何かという根本的な問いをさらに深めることと、「武士道」とはそもそもなにかという本質的なキータームにある程度の共通理解をもとめる気持も表わされた。今後の研究の歩みをフォローしていきたい。

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