2011-10-21

G・レイスロップ氏の来日



ルーテル・フィラデルフィア神学校の名誉教授でアメリカ福音ルーテル教会の礼拝学の権威、ゴードン・レイスロップ氏が来日。うちの大学の礼拝で説教をしてくださり、聖餐の式にも加わっていただいた。落ち着いてあたたかな人柄は、エキュメニカルな交わりの中で礼拝学のリーダーシップを取ってこられたことをうなづかせ説得力がある。米福音ルーテルとカナダ福音ルーテル教会が2006年に出版したELWという礼拝式文作成の中心的指導者でもあった。
学校の礼拝学の授業での講義のほかに、公開の講演、ルーテル4教団合同の式文委員会でのレクチャーを頂き、また、ルター研究所の秋の公開講演でもお話しを頂くことになっている。
ルター研での講演の主題は、「ルーテル教会の礼拝とルターの遺産」。
宗教改革は具体的には礼拝の改革でもあったから、ルーテル教会のみならず、キリスト教会が礼拝とはなにか、その本質を問う時には欠かすことのできないテーマだろう。

恵まれたプログラムに感謝したい。

1 件のコメント:

  1. G・レイスロップ氏が木曜日の講演題は「21世紀の礼拝―文化との出会い」。ヨハネ黙示録を使って、神の礼拝がその地域の文化を用いるおちうモティーフを浮かび上がらせ、神の礼拝を人間の具体的な生のうちに受け取り、その働きによって人がまた新たに生かされていくダイナミズムを語られた。
    具体的に、日本の仏教や神道の文化・宗教的な脈絡の中に、キリスト教の神の礼拝にとってとりあげられるに相応しいものがあるか、考えていくことは宣教にとって大切なこととの示唆と宿題を頂いた。
    なかなか、難しいテーマ!

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