2010-02-09

「いのち学序説」の計画

2010年度にキリスト教学科は「いのち学」という枠組みをつくって、神学の各分野から「いのち」の問題を深くとらえ、研究して行こうという取り組みを準備している。これは、神学が教会のために教会の信仰内容を説明するということだけではなく、現代の課題に神学が正面から向き合っていくことと、その成果を世界に問いかけ、また投げかけいこうとするものである。

現在、準備に取り掛かっている2010年度の新しい授業。
次のようなシラバスを用意している。

シラバス
「いのち学序説」 


【履修の条件】
特にないが、クラスでのディスカッションに積極的に参加する者に限る。

【内  容】
現代社会における「死といのち」の諸問題を見すえ、キリスト教の視座からこれに取り組んでいくことをともに学んでいく。授業は、講義とクラスのディスカッションによって進められる。
1.イントロダクション・いのち学
2.いのちのはじまり
3.いのちの喜び
4.労苦と苦難
5.病と障がいを負って
6.科学・医療といのち
7.他者とともに生きる
8.求められる和解
9.いのちは誰のものか
10.死と魂
11.死後の世界
12.自然の中にあって
13.いのちと宗教
14.まとめ

【評価】
クラスでの発表・発言、提出物と前期末の試験、もしくはレポートによる。

【テキスト】
テキストは特にない。
参考書は、その都度クラスで紹介するが、森岡正博『生命学をひらく』、東京大学出版会の『死生学』シリーズなど。

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