下記のように、ルーテル学院では、この福祉教育40周年を記念した特別な企画を計画している。実は、同時に学科設立の年から本学教員として働いてくださった西原雄次郎教授の定年退職も重なり、同日は先生の最終講義と感謝の会も同時に行われる。
☆「ルーテル学院大学社会福祉教育40周年記念会」
「西原雄次郎教授・最終講義」のご案内
http://www.luther.ac.jp/news/170110/index.html
日時:2017年2月11日(土)14:00−19:00
場所: 最終講義・40周年記念会 ブラウンホール2階252教室
懇親会 トリニティホール2階264教室
(写真は社会福祉が学科として立ち上がった1987年度の日本ルーテル神学大学・神学校入学式)
ルーテル教会が日本宣教をはじめたその時から、教育と福祉は教会が日本社会のなかに先駆的に導入していかなかければならない大切な分野として取り組まれてきたといってよいだろう。20世紀の早い時期から九州学院、九州女学院といった学校を建て、また高齢者や孤児、障がいをもつ人たちへの福祉事業を慈愛園においてはじめ、さらに全国の教会で幼稚園や保育園、また社会福祉の取り組みを行ってきた。そうした福祉分野での実績があり、現場をもっていたルーテルだからこそ、クリスチャンワーカーを育てることを使命と考え、牧師養成の神学校の枠を広げて教育を実現してきた。
社会福祉が慈善事業という印象が強く残っていた時代であったけれども、福祉社会を内実化していくためにソーシャルワーカーの必要性を強く認識し、単なる座学ではない実践・実習教育を重んじた専門教育に取り組んだのだ。以来、その教育の特徴は一貫しているが、クリスチャンワーカーという枠に留まらず、むしろこの社会全体に必要な福祉を担い、公共的社会へ貢献する人材教育をねがって福祉教育を進めてきたのだ。
一つの節目を迎えて、これからの日本また世界にはますます必要な人材育成の教育であると思う。
当日は、本学の歴代の福祉に関わってくださった教職員もおいでいただける。すでにそれぞれの分野で働いてきてくださっている卒業生の方からもリレートークをいただく。
皆さんと共に、この記念のときに、改めてルーテルの教育の大切な使命をおぼえていくものでありたい。
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