2017-02-24

教職授任按手式 2017年

今年、日本福音ルーテル教会には二人の新しい牧師が誕生する。
 牧師となるのは次の二人。
  中島和喜(日本福音ルーテル市川教会出身)赴任地:札幌教会、恵み野教会
  奈良部恒平(日本福音ルーテル東京教会出身)赴任地:復活教会、高蔵寺教会

 2017年3月5日 午後7時から
 日本福音ルーテル教会 宣教百年記念東京会堂(東京教会)にて按手式が行われる。

神と人とに仕えるために召されて、4年間の神学校での学びを終え、教職試験、任用試験に合格した二人に、正規の委託を示し、また聖霊の特別の働きを求めつつ牧師として立っていく派遣のために、全体教会議長、副議長、各教区長、宣教師会長、教師会長たちが、新しく牧師となる者の頭に手を置いて祈る。




こうして、この二人が宣教の第一線に旅立つ。それぞれの地に立てられた教会を宣教の拠点として、みことばを宣べ伝え、人々とともに生き、伝道、牧会を担っていく。ここまでの歩みを支えてくださったのは、出身教会の牧師、教会員の皆さま、そして、実習・研修教会を通して出会った多くの方々の祈り。そして、人の思いを越えて働かれる神のみわざと信じる。

神学校を卒業するもう一人、

西川真人(日本ルーテル教団、杉並聖真ルーテル教会出身)は日本ルーテル教団の牧師となる。赴任地は北海道の旭川聖パウロルーテル教会と深川エマヌエルルーテル教会。

按手式礼拝は、3月26日、午後5時から 旭川聖パウロルーテル教会にて行われる。

三人の上に、さらなる主の恵みと祝福とを祈りたい。





2017-02-15

聖歌隊・ハンドベルクワイアのジョイントコンサート 2017

今年は、何をするにも宗教改革500年の冠がつく。それはそれとして、もう一つの冠をつけた行事がもうすぐやってくる。20周年記念との冠をつけた聖歌隊×ラウス・アンジェリカのジョイントコンサートだ。

2017年2月25日(土)開場:午後1時30分/開演:午後2時
場所は、日本福音ルーテル教会 宣教百年記念会堂、新大久保にある東京教会!

http://www.luther.ac.jp/news/170202/index.html


 音楽は、神様からの最高の贈り物だと、ルターもいっている。実際に音楽は、私たちのこころの深くに、神様の愛を届ける力をもっているように思うのだ。
 さて、ルーテル学院には、伝統ある二つの音楽サークルがある。聖歌隊とハンドベルクワイア「ラウスアンジェリカ」だ。この二つのサークルの伝統は、もともと学校のチャペル礼拝における賛美を目的としてきた。加えて、学校だけではなくルーテル教会の礼拝に招かれての奉仕も大切な活動としてきたし、夏の合宿後なども含めて教会を会場として地域に開かれた演奏会を全国でしてきた。けれど、20年前に、聖歌隊・ハンドベルが合同で一年間の活動を支えていただいたことに対する感謝を込めて演奏会を企画して以来これが新しい伝統となってきたのだ。
 両団体とも、それほど大きなサークルではないから、平均すると一学年の所属人数は多くて5〜6名くらいだろうか。それでも、20年経つと100名以上の卒団生をそれぞれおくりだしてきたか?もちろん、それ以前からサークルは長く活動してきたのだから、あわせると相当の卒業生たちがいる。
 今回の特別な企画は、この卒業生たちの合同ステージをもつことだ。練習にも参加してもらってなかなかの作品に仕上がっている様子。
指揮は徳善義昌せんせいと渡邉公実子先生、オルガンは本学チャペルオルガニスト湯口依子先生。そして、トランペットの石井真さんに加わっていただく。
 友情出演として、立教女学院短期大学聖歌隊有志の方々が加わってくださるのも初の試みだ。

 是非、大勢の皆さんに来ていただきたい。


2017-02-06

ルーテル学院大学 福祉教育40年…!

 1976年、日本ルーテル神学校神学部神学科のなかにキリスト教社会福祉コースが誕生した。2016年度は福祉教育40年目の記念の年だった。また1987年にこのコースが社会福祉学科へと改組されたので、今年2017年は学科設立30周年の年でもある。
 下記のように、ルーテル学院では、この福祉教育40周年を記念した特別な企画を計画している。実は、同時に学科設立の年から本学教員として働いてくださった西原雄次郎教授の定年退職も重なり、同日は先生の最終講義と感謝の会も同時に行われる。

☆「ルーテル学院大学社会福祉教育40周年記念会」
                    「西原雄次郎教授・最終講義」のご案内
   http://www.luther.ac.jp/news/170110/index.html
 
 日時:2017年2月11日(土)14:00−19:00 
 場所: 最終講義・40周年記念会   ブラウンホール2階252教室
     懇親会           トリニティホール2階264教室

          
(写真は社会福祉が学科として立ち上がった1987年度の日本ルーテル神学大学・神学校入学式)

 ルーテル教会が日本宣教をはじめたその時から、教育と福祉は教会が日本社会のなかに先駆的に導入していかなかければならない大切な分野として取り組まれてきたといってよいだろう。20世紀の早い時期から九州学院、九州女学院といった学校を建て、また高齢者や孤児、障がいをもつ人たちへの福祉事業を慈愛園においてはじめ、さらに全国の教会で幼稚園や保育園、また社会福祉の取り組みを行ってきた。そうした福祉分野での実績があり、現場をもっていたルーテルだからこそ、クリスチャンワーカーを育てることを使命と考え、牧師養成の神学校の枠を広げて教育を実現してきた。
 社会福祉が慈善事業という印象が強く残っていた時代であったけれども、福祉社会を内実化していくためにソーシャルワーカーの必要性を強く認識し、単なる座学ではない実践・実習教育を重んじた専門教育に取り組んだのだ。以来、その教育の特徴は一貫しているが、クリスチャンワーカーという枠に留まらず、むしろこの社会全体に必要な福祉を担い、公共的社会へ貢献する人材教育をねがって福祉教育を進めてきたのだ。
 一つの節目を迎えて、これからの日本また世界にはますます必要な人材育成の教育であると思う。
 当日は、本学の歴代の福祉に関わってくださった教職員もおいでいただける。すでにそれぞれの分野で働いてきてくださっている卒業生の方からもリレートークをいただく。
 皆さんと共に、この記念のときに、改めてルーテルの教育の大切な使命をおぼえていくものでありたい。

2017-02-03

神学校の夕べ (2016年度卒業)

今年は、三名の卒業生。
例年のように、2月の最終日曜日に、下記にある通り「神学校の夕べ」を行い、卒業して牧師となって旅立つ者たちの「みことばの取り次ぎ」を受け、ともに彼らの門出を祝い、祈りたい。

 日時:2017年2月26日 午後4時から
 場所:日本福音ルーテル教会宣教百年記念東京会堂(東京教会)
 テーマ:「三つよりの糸は切れにくい」


 今年は、日本福音ルーテル教会出身の中島和喜さん、奈良部恒平さんと日本ルーテル教団出身の西川真人さんの三名が旅立っていく。
 あっという間の神学校の4年間。たくさんの授業に加えて、教会実習、臨床牧会教育、宣教研修などの実践的な学びを重ねてきた。それぞれに課題に向かい合ってきたし、また、召命感を揺さぶられる時もあっただろう。それでも、一つひとつの時に教会の多くの方々に祈られ、支えられてきたことを胸に、神の召しを深く受け止めてきた、誠実な神学生たちである。
 任地は、二月の半ば過ぎに明らかになる。わかり次第、ここでもお伝えしよう。

 一人でも多くの方々に、門出を祝っていただければ幸い!!