R.ベイントン編、中村妙子訳の『クリスマス・ブック』。
説教は①受胎告知、②マリアのエリサベツ訪問、③降誕、④羊かいたち、⑤ヘロデ、⑥博士たち、⑦宮もうでの七編。これに、ルターが作り、家族で歌った、「天つ空より」よりの讃美歌が収録されている。
ルターの伝記『我、ここに立つ』の著者として知られるベイントン博士の手による編集。
ひたすら聖書に聴いていくルターの信仰と説教の力を充分に味わうことができる。
また、それぞれの説教にはルターの時代のデューラーやショーンガウアーの挿絵(版画)が入っているのも楽しい。
新教出版の新書版で1958年に出版されたが、繰り返して再版された。また、大人のための絵本のようなかたちで、ルター生誕500年を記念して1983年に出版されたものは挿絵も大きく、親しみをもってゆっくりと読むことができる。おすすめだが、手に入るのか??
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