神学校の夕べ
今年の神学校は二人の働き人を宣教の現場に送り出す。竹田大地氏と乾和雄氏。
それぞれ下関教会と神戸東教会の赴任地を得て、来週の3月4日に按手をうけられる。
竹田君は自由学園大学を卒業後、神学校4年間の学びを終えた26歳。乾氏は中学教頭まで勤め上げた団塊世代。神戸のルーテル神学校で学んだ後に、三鷹で一年間の特別学生として過ごされた。
年齢は違っても、宣教への熱い思いを同じくする二人が旅立つ。
今日、それぞれにキリストにある希望を語られた。
若々しくキリストの愛に思索を巡らし、それによって完成される信仰者の生を語った竹田氏も、長い信仰生活からキリストの導きと宣教への決意を語った乾氏も、神さまの働きの器とされていくことへ素直な召しへの応答を表されているのが、なんとも美しく思われた。
キリストの福音を教会の現場で語り、人々の信仰の歩みをともにしつつ、キリストを見出していくことになるだろう。
毎年思うことだが、やはり宣教の喜びを生きられるふたりを送り出せる喜びととともにうらやましくも思う自分がいることは隠しようもない。ただ、自分の思いではなく、遣わされる道へ進む思いを、私もまた新たにしたことも確かだった。
礼拝の後奏で聖歌隊が歌った「Let It Be」が心にしみた。
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