1930年代後半、ドイツがナチス政権によって支配されて非人間的な政策を実現していく道をまっしぐらに進むとき、ドイツ的キリスト教への根源的な反対の立場に立った、イ―ヴァント。教会が真にキリストの教会であり続けるための務めを、ただ説教が語られること、つまり人間の言葉ではなく神の言葉が語られるということに見る。時代を思うと、イ―ヴァンとの一言一言の重みを実感する。
時代のなか、世界の只中に神の語りが起こるということ。その奇跡を私たちが共に与ることができるように説教者は召されているということを改めて思い知らされる著作だ。
牧師であること、説教を語るものとしての召しについて、深いインサイトを与えられる。
牧師・神学生は必読と思う。
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