次第に風化していくことへの危機感をいだきながら、忙しい日々への心の傾斜は、遺憾ともしがたく忸怩たる思いに駆られるばかり。震災から3年が過ぎても、私たちはあの「フクシマ」の深刻な原発事故を終息させることが出来ないばかりか、これから何世代も続く深い闇を抱えているのだ。
日本基督教団は、今年の3月にフクシマで国際会議を開き、そこで現実と向かい合いながら深い学びをされたようだ。教団はおそらくその時に採択した宣言文を公にしている。
「東日本大震災国際会議宣言文」
⒈罪の告白、⒉祈り、そして⒊決意と呼びかけ の三部構成になっている。
「キリストのからだ」として生きる教会(信徒)がいま何に向かい合い、どんな思いを祈り、そして、どう生きていこうとするのか、ということについて、学びながら告白された文書であることが伝わってくる。
日本基督教団のこと…とせず、私たち日本のキリスト者はこの宣言に学び、この足場を自らのものとしてさらに確かめ、明日の一歩を踏み出すことを考えたいものだと思う。
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