2013-02-03

神学校の夕べ 2013


今年は5名の神学生が卒業、4名は日本福音ルーテル教会、1名が日本ルーテル教団の牧師として旅立っていく。二十代前半から五十代後半まで、個性豊かな面々。
この夕べでは、『招き』をテーマにして一人ひとりがみことばの解き明かす。牧師となる前に、神様の「招き」を受け取ってきた証を語ることともなることだろう。神様の恵みを分かち合う教会の働きを担うために牧師として働く者が与えられることを喜びたい。

日本福音ルーテル教会では、これからの20年で60名の牧師が引退する。単純に計算しても平均して毎年三名の牧師が誕生してギリギリ追いつくかどうかだ。今年は幸いにして多く卒業生を送り出すが・・・。すでに、120の教会を80名ほどの牧師がその宣教・牧会の責任を負っていて、二人に一人は兼任ということになっているのだ。そして、現実を見れば、これからますます牧師の数が足りなくなると思われる。

「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。」

だから、これからも献身者が得られるように、祈りとともに具体的な手だてを考えたい。
神学校を拠点とし教会、青年とのつながりをつくりたい。
巣立っていく一人ひとりにも架け橋となってもらいたい。
中高生から大学生、それ以上でも、主のみことばへ奉仕することに献身するものが生まるように。それぞれの教会が養われるように。
たとえば教派を超えてもキリスト教の信仰の種を蒔き、育てていけるように共同の取り組みをつくれるといい。これからの時代の中に分かち合うことばを紡ぐために知恵を集めたい。教会は自らが現代世界に何を貢献できるのか、しているのか。教会だけのことではなく、世界のために明日の働き人を招き、育て、送り出していきたい。

そのために、私たちは何をしたらよいか。
出来ることから…始める!

1 件のコメント:

  1. 岡村博雅氏は、Iコリント12章から「一つの体」と題しての説教。藤木智広氏は、エフェソ書1章から「希望の招き」、永吉穂高氏はエレミヤ20章から「主よ、わたしの負けです」、宮川幸祐氏はマタイ13章から「働き、変わる」、伊藤節彦氏はマタイ14章から「尽きせぬ恵み;と題してそれぞれのみことばを取り次いだ。みな、神の働きによる救いとその業に用いられることへの神ご自身から招かれていることを語られた。よい説教だった。
    大勢の方が集まってくださった。祝福された「夕べ」となったことをご報告したい。

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