2018-12-26

日本ルーテル神学校 神学一般コース 開設❗️

2019年度に、日本ルーテル神学校は新しくなります。
1909年に熊本の地は宣教師館の一室で始められた日本ルーテル神学校は、牧師養成とキリスト教の信徒リーダーを育てることを使命としてきました。近年は牧師養成のための神学校と信徒や専門職育成の大学教育というようにその教育のあり方を整えてきたように思います。特に福祉や心理の専門性をもって現代社会のさまざまな困難を生きる人たちを支えて行く働き人を育てる大学の使命を大きくしてきたと言っても良いでしょう。
 けれども、宣教の困難さと教会におけるさまざまな課題の中で、牧師としての献身者を得ることも難しいということも現実的問題です。教会の働きが弱まってきているのではないでしょうか。神学校は、こうした教会の課題にも応えて、神学とキリスト教の学びを多くの人々のために用いていただけるように準備をしてきました。


 【神学一般コース開設】
神学校は来年度、神学一般コースを開設します。従来の「牧師養成」はそのまま堅持いたします。しかし、それに加えて、信徒の方々やキリスト教に深い関心を持ってくださっている方々には、神学校の学びができるように2年間のプログラムを用意いたしました。正規の学生として、多様な学び方をしていただき、ご自分の信仰の歩みをこの機会としていただくことができます。教派を問わず、誰にでも学んでいただけるコースです。
もちろん、キリスト教への関心を持って、その歴史や聖書を学びたいというノン・クリスチャンの方にも学んでいただくこともできます。

【学費の値下げ】
神学校の授業料を値下げしました。今までの牧師養成のためのコースは年間25万円減額、また新しい神学一般コースは一年間39万円として設定し、学びやすくさせていただきました。
オルガン実技には別途費用が必要となりますが、図書館をはじめとする神学校、大学の施設や様々なプログラムへの参加、ルター研究所やデールパストラルセンターの催しなどもご利用いただけます。

【教会での奉仕のために】
神学校では、オルガンの実技も学ぶことができますから、礼拝や聖書、キリスト教の信仰についてさらに学びながら、オルガニストとして、あるいは礼拝や教会学校での働きに十分な備えをいただくこともできます。
教会関係の諸施設、福祉や幼稚園、保育園、また学校での働きをキリスト者として担っていこうという方にもキリスト教の人間理解やいのちについての深い学びは大きな力になると思います。
他の大学神学部などで学ばれた方で、牧師になるかどうかはまだ決められなくとも、もう少し神学を、例えば新約学や旧約学などの学びを深めたいとか、現代世界とキリスト教宣教について学びたいという方にも、学んでいただけます。

詳しくは、以下のURLへ

2018-12-17

「危機のただ中に立つ牧会 ~あなたを支えたい~」臨床牧会セミナー 2019

日本ルーテル神学校と付属研究所デールパストラルセンターの共催で
来年2月に 第三回となる臨床牧会セミナーを計画している。
日程は、2019年2月12日(火)15:00 ~ 14日(木)12:00

主題は、「危機のただ中に立つ牧会 ~あなたを支えたい~」


牧会は、様々な人生の危機のただ中に立つお一人おひとりを、神の恵みにおいて支えることを使命としている。けれども、同時に、この牧会そのものが人間と人間のコンフリクトがおこる現場であり、思わぬ形で牧師が信徒を傷つけてしまったり、その逆のことが起こったりする。つまり、ある意味で牧会そのものが “危機の只中にある” ともいえるのだ。

 この牧会の働きを強めていくためには、具体的な課題を学ぶこととともに、働く牧師や教会にどのようなサポートが必要なのか、可能なのか。
ともに学ぶ機会としたい。

 教派を問わず、牧師の方々に、ぜひおいでいただきたいセミナーです。



基調講演:「ぶっ壊して、造り上げる牧会のダイナミクス」(仮)
 講師:関野和寛(日本福音ルーテル東京教会牧師、デール・パストラル・センター所員)

分科会:
①   心の病
河村 従彦(イムマヌエル聖宣神学院院長、牧師・臨床心理士、本学大学院総合人間学研究科臨床心理学専攻修士課程修了)
②    ハラスメント
城倉 由布子(東京女子大学キリスト教センター宗教主事)
③    結婚・非婚・離婚
堀 肇(鶴瀬恵みキリスト教会牧師、ルーテル学院本学非常勤講師、キリスト教カウンセリングセンター講師、デール・パストラル・センター所員)
④    高齢者の課題
賀来 周一(日本福音ルーテル教会引退教職、キリスト教カウンセリングセンター理事長、デール・パストラル・センター顧問)

開会礼拝/まとめ
   石居基夫(日本ルーテル神学校校長、デール・パストラル・センター所長)

  

2018-11-10

日本ルター学会 2018年度学術大会

発表:「宗教改革500年とエキュメニズム」
昨年の10月31日の宗教改革500年は、今までにないエキュメニカルなセッティングで宗教改革を記念することとなった。もう、宗教改革記念という言い方以上にエキュメニズムと宣教を覚える日として記念することの方が、これからの歴史に向けての大切な一歩になると個人的には考えている。

発表は、今までも確認してきたことで目新しいものはない。特にこの50年のカトリックとルーテルの国際的対話に経緯の紹介という性格を持つ。ルターの福音理解が、今日どのように受け止められているのかということの確認の意味を持つだろうか。
かつて、教会が結果としてたもとを分かつことになった改革の二つの原理が、500年の時を経て、ようやく、その真の意味で働いて、一致の原理になっていることを考えてみた。

以下が大会のプログラム
日時 2018年11月10日(土) 午後1時30分~5時
場所 日本福音ルーテル東京教会

研究発表
 13:30-14:00「宗教改革500年とエキュメニズム」 石居基夫 氏
 14:00-14:30「現代におけるルターの聖餐論」 立山忠浩 氏
 14:30-15:00「新メランヒトン全集について」 菱刈晃夫 氏
休憩15分
 15:15-16:00
合同ディスカッション
「宗教改革500周年記念号―ルターの主要著作を読む―『ルターと宗教改革』7号をめぐって」

2018-10-24

「申命記」を読む〜ルーテル「聖書日課」セミナー〜

聖書日課セミナー(10・22−24)


 三日間、軽井沢の地で、聖書日課セミナーを過ごした。
 ルーテル5教団で、共有する働き「聖書日課」の読者とともに、年に一度の集いが守られている。その集いに招かれて、「申命記」をともに学ぶことだった。聖書学の専門でもない私には、いささか荷の重いことでもあったけれど、改めて深い学びに導かれたことだった。
 モーセの告別の説教という形式でまとめられた申命記。
 でも、もちろんそれがいまの形にまとめられていくのは、イスラエルの民がたどった苦難の歴史の只中で、神を求め、信仰を確認する中でのことだった。とりわけ、アッシリアに北イスラエル王国が滅ぼされて、また南ユダ王国がバビロニアの脅威に晒され、やがてこの国も失われる。多くの人が土地を失い、生活を奪われ、いのちの危機に晒されて、信仰を失いかけていく。そういう時代に、神を生きるということがどんな恵みなのか、力なのか。懸命に綴りながら、その恵みに生きるという具体的な生活の姿を律法に表していったのだった。
 彩られるのは、カナンの地に入っていくイスラエルの民による戦いで、主なる神の聖戦という描かれ方。残忍なやり方を神の言葉と受け取るのには、大きな抵抗を感じるだろう。でも、なぜ、そのように描くこととなったのか。
 私たち人間の罪の現実の中で、神の恵みを受け取り、その計り知れないみ言葉の力を、告白的に記していく人間の信仰の歴史性、その限界を見定める必要がある。それでも、そのように描きながら、何を聞き取ろうとしてきたのか。その営みをこそ、私たちは人間の信仰の器として、申命記における神の啓示を知ることができるように思う。
 
 聖書の言葉を、現代に生きる私たちに今一度語りかける神の言葉として聞いていく、その学びをともにさせていただけたことだった。
 
 
 
 

2018-10-11

秋の講演会〝ルターから今を考える” 

今年も、恒例となった、ルター研究所主催の秋の講演会が開かれる。
11月18日(日)14時〜 日本福音ルーテル大森教会を会場としての開催だ。



プログラムは次の通り
      ‣小田部進一「宗教改革から500年後の人間の自由と不安と希望」
      ‣レクチャーコンサート「神はわがやぐら」
                 レクチャー 加藤拓未氏 
        演奏 高橋のぞみ氏   


昨年は、宗教改革500年記念という節目であったが、エキュメニカルな交わりの中で、現代世界におけるキリスト教のあり方を問うようにして、この時を過ごしてきたと思う。
501年目を迎えて、私たちはさらに学びつつ、現代を生きる一人ひとりに福音の喜びを伝えていく使命をはたしていかなければならない。そうでなければ、500年が単なるお祭りにだしてしまうだろう。このプログラムを、学びの一助にしていただければと思う。

2018-09-22

2018年 子どものためのグリーフサポートを!!

 今年、全国で大雨や台風、地震などによって、多くの命が失われました。そして、遺された家族は大切な人を喪い、深い悲嘆を経験しています。表面的には、元気そうに片付けや再建に取り組んでいるようであっても、深い喪失の体験が心にも体にも経験したことのない痛みを残しています。ことにも、子どもたちは、一見すると今までと少しも変わらない無邪気さと笑顔を見せてくれるのですが、言葉にならない重い何かを心の奥にしまい込んでいるかもしれません。
 もちろん、自然災害ばかりではなく、病気や事故で愛するものを失うことは、誰にとっても大きなストレスとなります。小さな子どもたちは、元気でいることが喜ばれることを知っていますから、意識せずに普通の自分を取り戻そうとするのでしょう。けれども、ふとした時、涙がこぼれるし、力が出なくなったり、表情がなくなってしまったりします。
 デールパストラルセンターでは、こうした子どもたちのグリーフケアのためのグループ活動を行ってきています。http://www.luther.ac.jp/lutheran/news/20180402-03.html

 この集まりを継続するためには、専門的な眼差しを持って、この子どもたちを見守っていくファシリテーターが必要です。今年も、子どもたちのためのグリーフサポートのグループ ファシリテーターの研修会を行います。下記の要領をご覧ください。






2018-09-03

講演会『こころに重荷を負う人とともに』

今年、第5回になる、デール記念講演会のお知らせ。
 デールパストラルセンターでは、毎年一回、教会の牧会的な課題に関わる講演会を企画してきています。今年は、10月6日の土曜日の午後一時半から、日本福音ルーテル東京教会を会場にして開催致します。テーマは、『こころに重荷を負う人とともに』講演者には、カトリック・イグナチオ教会の主任司祭、英 隆一朗先生をお迎えいたします。


 現代社会のさまざまな課題やストレスは、わたしたちの日常における具体的な関係を傷つけ、またこころに大きな重荷を与えているように思います。わたしたち自身も悩みは多いし、心病む方々が教会を訪れることも少なくありません。また、わたしたちは、信仰的な問いや信仰ゆえの苦しさなども抱え込むものです。
 わたしたちが、どのようにこの「こころの重荷」に向き合い、また対応したらよいのか。共に学んでいきたいと思います。

http://www.luther.ac.jp/lutheran/news/20180821-01.html