2015-06-04

グリーフについての学び

 日本ルーテル神学校付属デールパストラルセンター(DPC)には、3つの部門がある。その一つソシアルの部門は、キリスト教信仰を基にしながら社会のなかに心と魂の深いニーズを持っている人々への具体的に奉仕していく部門で、特に現在は死別の悲しみの中にある子どもとその保護者、まわりの大人家族の悲嘆への取り組み(グリーフワーク)、その癒し(グリーフケア)に特化した働きを展開している。
 そのDPCのソシアル部門がひらく講演会を紹介したい。
 講師は、日本福音ルーテルむさしの教会牧師でDPCの運営委員でもある大柴譲治氏。大柴氏は神学校で牧会学を担当し、臨床牧会訓練のスーパーバイザーでもあるが、上智大学グリーフケア研究所客員所員もされている。


http://www.luther.ac.jp/news/150601/index.html

私たちは、もちろん、有限な存在で、やがて最期を迎えるものだ。だから、人は、いずれのときにか愛する人との別れを必ず経験しなければならないのだが、事故や災害、病気、あるいは自死など、何らかのことで思わぬときに死別を経験することになる。突然の死は、その人の喪失の悲嘆を大きくすることになる。いや、自分自身がそれによって全く失われてしまうのではないかとさえ思うような喪失を経験するのだ。その悲しみは、子どもであっても、大人であったも同じように深く深くその人を捕らえている。

どのように、その悲嘆を和らげることができるのだろうか。どうしたらその悲嘆から新しく立ち上がることができるのだろうか。
深い悲しみの中にある人の傍らで、私たちはなす術もなく、立ち尽くす。
立ち尽くすことから、何が始まるのか。

共に学んでいきたい。是非、おいでください。



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