歴史に生きる私たちが、この歴史の中で何を心に刻むのか。
戦後40年という節目に、ドイツの大統領が語った演説。
今年、戦後66年目に、私たちは改めて歴史を心の刻むということの大切さを知らされている。あの原爆の恐ろしさを体験したことは、いったいなんだったのか。ただ、国と国との戦争とか敗戦という視点ではなく、人間、科学信仰、経済優先の社会、人間の権力などが何を生み出していくのかということを見通していく眼差しが歴史をしっかりと見つめること。その時にかたるべき言葉は何かが考えさせられる。
自分が神学大学に進んだ年。1985年のもの。今年、改めて読んでみて、新鮮な響きをもった。