先日までのパナソニックビルに汐留ミュージアムでウィリアム・ヴォーリズ展が開催されていた。メンタム(メンソレータム)の近江兄弟社を設立した人だが、もともとは英語教師として日本にきた宣教師で、琵琶湖畔での彼の活動は日本人に大きな感化を与えたことで知られる。のちに建築家として活躍し、神戸女学院をはじめ多くの学校、教会、病院や郵便局などを設計している。その設計の美しさにも魅了されるが、彼のキリスト者としての生を深く思わされた。
肌の色だけではなく、ことばも文化・宗教もまったく違った世界である日本に来て、その生活と働きを通して多くの日本人の心を魅了したヴォーリズの遺した作品を、日本におけるキリスト教史の大切な一ページとして考えたい。
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