キリスト新聞社出版教会季刊雑誌『Ministry』。創刊から丸三年、リニューアルされて装いも新たに13号がついに発売された。
今回の特集は『もっと「ふしぎな」キリスト教:教会よ、応答せよ!!』だ。
http://www.ministry.co.jp/contents013.html
20万部を超える売り上げで、新書大賞を受賞した、橋爪大三郎氏と大澤真幸氏の『ふしぎなキリスト教』。あまたの批判や批評が飛び交う中で、この雑誌がわざわざ取り上げるからにはそれなりの理由がある。つまり、この本をどう読むかということを超えて、これだけの売り上げを上げているということそのものをどう読むのか。メタな分析にただ終始するのではなく、さらに一歩踏み込んで教会への提言を含めた読み応えのある雑誌となっている。
今回から新たに西原廉太氏、濱野道雄氏と共に新編集委員の一人として加わり、特集のための座談会にも参加させていただいた。その記録が収録されている。雑誌掲載は、ぐっと圧縮されているが1時間半にも及んだ座談会は本当に話していても楽しく、キリスト教宣教の課題に迫った内容の濃いものだった思う。ここからスタートする、本誌のあたらし編集の方向性をある意味で示すものとなったようにも思っている。
いくつか新しい連載もはじまった。その一つも担当させていただいている。
付録は、これまで特集で取り上げた説教者の生説教のDVDだったが、今回からはキリスト教に関係する名画のDVD。第一回は「ベン・ハー」だ。十回まで、このDVDを集めるのも楽しみの一つといえよう。乞うご期待。